29 février 2008 

allergique au homard

 アレルギー表示に海老、蟹が加わるそうだ。これは僕にとっては朗報である。
 人生の曲がり角にさしかかったのだろうか。昨年から原因不明の蕁麻疹に見舞われることがあった。最初は疲労に原因があると思っていたが、頻繁に出るようになったので、皮膚科で受診することに。アレルギーテストをしても原因物質が特定できなかったが、海老煎餅を食べた後に蕁麻疹が出たことで、海老がアレルゲンであることが判明した。幸い、蟹は問題ない。
 海老は大好きだった。金沢の甘エビは大好きだったし、同僚とChampagneと伊勢エビの会を開いたり、餃子にぷりぷり感を演出するため餡に大ぶりの海老をあしらったりもした。
 しかし、そんな日々とはもう、お別れ。アレルゲンに用心しなくてはならなくなった。いまも軽い痒みに襲われることがある。恐らく、目に見えなくとも海老の何かが使われていたのだろう。アレルギー表示に海老の項目が加わることで、少しは安心して食材の調達や外食ができそうだ。

28 février 2008 

Pourquoi avait-il les cheveux courts?:journal

このほどBachの骨から彼の顔を復元した画像が報道された。顔写真をみると、大工さんでもやっていたような普通のオジサンである。しかし、この復元には疑問符がつく。なぜ、骨からの復元で髪型まで判るのだろうか?しかも短髪。Reuterではなぜ短髪に復元されたのかまでは説明されていないが、これには何らかの根拠があるのだろうか?例えば、当時流行っていた髪型だったとか。
 仮に自分が何万年後に化石か何かで発見されたとする。そして復元された髪型がリーゼントやパンチパーマだったらイヤだなーって、思ってしまった。

14 février 2008 

chemise d'été

 太宰治の小説「葉」に“着物の布地は麻であった。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。”とある。
 この冬一番の冷え込みと言われる空の下、今日、僕はヴィンテージのアロハを買った。4月まで生きていようと思った。

02 février 2008 

Liquide amniotique:journal

 政治家や芸能人の発言が物議を醸すことは多いが、時に「不適切」とみなされて謝罪する例もある。今回、ある歌手がラジオ番組で「やっぱ、35ぐらいまわると、お母さんの羊水が腐ってくるんですね。なので、ちゃう、ホントに!いや、例えば汚れてくるんですよね。」と笑いながら発言をしたそうだ(発言が少し不規則にみえるのは、おそらく、聞き手のツッコミが入っていたのだろう)。その後、「不快な思いをさせた」と謝罪をしたが、こうした「謝罪」がいつも問題を矮小化しているように感じる。
 このケースの場合、科学的根拠に乏しいことを公共の電波で流したことが発端で、それにより、妊婦や出産しようとする人々を不安に陥れたことに派生的な非がある。謝罪したとされる文章を読むと、前者に関しては触れられていない。僕は科学的に根拠の乏しいことを流すことのほうが問題は大きく、「謝罪文」を発表するなら、きちんと訂正、あるいは否定すべきではないかと思う。ただ、不快にさせたことしか触れないのなら、発言内容が「本当のこと」だと思われる余地も出てくるのではないか?「真実」よりも「不快感」の方が優先的に手当されるべきとされる社会になってきていることを感じる。なんか薄気味悪い。

 

Earth:films

Alastair Fothergill監督のEARTHを観た。
 環境をテーマにした作品。上空からみる地球の美しさは素晴らしい。地球上にこんなに美しい場所があるのかと再認識させられるし、世界各地を旅行したくなるような作品だ。コミカルな映像や珍しい動物の映像もあり、飽きさせない作りになっていたが、なんだか環境プロパガンダ風ともいえる。映像の殆どは空撮。この作品はおそらく相当量のガソリンを消費して作られたのであろう。