« Home | DEMENAGEMENT ET REOUVERTURE: journal » | Etreinte éternelle en Italie:journal » 

18 février 2006 

MON ETUDE ET COURS

石崎研究室の概要です。

<僕 の専門>中国語の歴史と方言を含む現代語について研究しています。特に、中国の明清時代の共通語である「官話」の研究をしています。「官話」は中国国内だ けで話されただけではなく、広くヨーロッパ人宣教師や、日本、琉球、朝鮮でも学ばれていました。つまり、東アジア世界での共通言語だったわけです。私は漢 文資料や欧文資料をもとにこの「官話」がどのような言語だったのかを調べています。そして、それが現代の中国語にどのように継承されているのかを研究して います。

<僕の授業>授業では音声学を学び、現代語の標準的な発音ができるように訓練します。まずは話し、聴き、読み、書くという中国語 の基礎的な運用能力の向上 を目指します。学生の要望と習熟度に応じて、教室の中では日本語を禁止し、中国語だけで行われる授業もいたします。また、大学や実社会でのいかなる局面に おいても、自分が調べたことに関して、分かり易く、要点を押さえた発表を行う必要があります。説得力のあるレポートを書く、納得のいく説明を口頭で行うと いう技術はこの先、どのような職に就いても必要とされるものです。そうした基礎的な技術を習得するためのトレーニングも授業の中でとりいれていき、みなさ んが何かを調べ、それを発表するということにおいて自立することが目標となります。それは卒業論文を書くというプロセスにおいて実現されます。

<メッ セージ>言葉の習得は時間がかかります。習熟度はほぼかけた時間に比例します。学ぶ年齢は大いに関係しますが、個々の才能というのは殆ど関係ありま せん。授業だけで外国語を習得することが不可能であることは中高の経験を考えればお解りでしょう。ですから、授業以外の時間にどれだけ時間をかけて、外国 語に触れるかが習得のポイントになります。自立して勉強を行う意志とそのためのスキルを早い段階で身につけて欲しいと思います。そうすれば、4年間でかな りのレベルに達するものと思います。僕はそのための手助けをしたいと思っています。
僕の研究室では以下のような学生を歓迎します。
 ・自立志向の強い方。(理由:自立させやすいから)
 ・読書家。(理由:読書習慣がないと大学の勉強がツライから)
 ・日常や一見無駄とも思える事柄に人生の喜びを見いだせる方。(理由:大学での学問に向いていそうだし、幸せになる資質を持っているから)
 ・映画や漫画、サッカーが好きな学生。(理由:話が合いそうだから)

※これはあくまでも個人的な希望であり、入試の合否に関係しません(笑)