29 septembre 2008 

FAST FOOD NATION:films

 Richard Linklater監督のFast Food Nationを観た。ミッキーズ・バーガーの本社で宣伝を担当する幹部・Donは社の主力商品である“ビッグワン”のパテから糞便性大腸菌が大量に検出されたこと聞き、その調査を行う。その調査の途上で、驚愕の事実が明らかになる。
 ファーストフード産業の雄・ハンバーガー・チェーンを巡って、会社の幹部・Don、バーガー店で働くAmber、そして工場で働くメキシコからの不法移民Silviaたちの三つの視点で、業界のダークサイドを見つめた作品。三つの視点のなかでも、もっともショッキングなのは、やはり工場の描写であろう。ラストの解体作業には慄然とする。
 この作品は、フィクションということになっているのだが、原作はノン・フィクション。よって、この作品に描かれる業界の暗部は確実に存在するのだろう。特にひどいのは、日本で言えば労働基準法の適用がされない労働現場。低賃金、長時間労働、臭くて気持ち悪くて危険な作業、露骨なセクハラ、食品加工工場とは思えない不潔さ・・・そうした状況が明るみに出ないのは、労働者の多くが不法移民だからだ。ファースト・フードの低価格は不法移民から搾取することで成り立っている。彼らの存在が予め業界の底辺に予め組み込まれ、商品のの安さが保たれている。これは日本とて同様である。
 では、そもそもなぜ、ハンバーガーの肉に糞便性大腸菌が混入してしまうのか?それは、流れ作業のなかで糞便を含んだ直腸や大腸がラインに乗ってしまい、それも挽肉になってしまうからだ。それでも食中毒が出ないのは、焼いてあるからである。挽肉になる材料はクズ肉の集まり。ラインに少しでもいい肉が混入すれば、作業員は厳しく叱責される。過酷すぎる労働環境に耐えられず、不法移民の作業員たちはドラッグで感覚を麻痺させながら作業に当たる。それがまた、ラインの機械に腕や足を巻き込まれるほどの事故を誘発する。しかし、労災は適用されない。業界は不法移民の労働者を受け入れることが、祖国で劣悪な状況にある彼らの「救済」とさえ思っている。
 では、ファーストフードを売るお店はどうか?ティーンの子供たちが、床に落ちたハンバーガーも焼いて客に出す。これは在庫数が厳しく管理されているからであろう。
 今の日本でも食の安全に関する議論が喧しい。さらに、ワーキング・プアなどの底辺労働者の問題もあるため、この映画で描かれている状況は決してアメリカ特有の問題には思えない。安全で安くて美味しい食品。これは消費者にとっては理想であろうが、もはや幻想と言ってもよいのではないだろうか。
 では、ボクたちに防御策はあるのだろうか?やはり地産地消を心がけることは重要である。最近は生産者の写真を袋に印刷してあったりする。以前は要らないと思っていたが、あれは生産者にとって大きなプレッシャーになるのだろう。下手な商品を売りつければ顔が判るだけに村八分になる可能性さえ、ある。
 もう一つは、加工食品ではなく、なるべく素材を買う。練り物のようなものは避ける。そして、調理に十分時間をかけ、その時間を惜しまないことが重要だ。餃子が食べたければ冷凍食品を買うのではなく、ちゃんと材料を買って自分で包む。だが、こう言ったところで、実現するのは困難が伴う。ロハスだ、エコだと自分のポリシーを実現できるのは、生活に余裕がある人だけという、哀しい現実がある。それでも、骨の髄まで染みついた効率的で合理的な思考や価値観や行動様式を見なおす必要はあろう。やはり我々の生活は効率性のプライオリティがあまりにも高すぎる。お金と時間と手間をかけずに行えることは、高が知れているということを知るべきのだ。
 この映画を観た人は、知らなきゃ良かったと思うだろうか、それとも知っておいて良かったと思うだろうか・・・ボクは後者である。

27 septembre 2008 

daurade à la vapeur

鯛の蒸し焼きエスニック風。先日、同僚諸氏と自宅でホームパーティを開いた。その時に、Kさんが作って下さった一品を真似て作ってみた。

【材料】
・鯛一匹
・キャベツ
・長ネギ
・香菜(パクチー)
・日本酒
・魚醤(ナンプラー)

【作り方】
・野菜を切って平たい鍋に敷く
・一度熱湯をかけた鯛をその上に置く
・鍋に水、日本酒、魚醤を入れ、鯛の上に香菜と塩をふる。
・これを火にかけてできあがり。

これをボクはポン酢でいただく。香菜の香りとナンプラーの味わいでとても上品なエスニックになった。
残りの出汁を使って、雑炊を作った。塩気と味にコクを加えるために、アンチョビを二本加えた。これでほぼ完璧な味わいとなった。

 

Fleurs:journal

グラディオス。剣のような花。この花は切り花であるが、花瓶に挿した後も次々に花を咲かせる。

























オンシジウム。きっともっと大きな花瓶なら映えるのだろう。











小振りの向日葵。派手で、少し暑苦しい感じがしないでもない。











ガーベラ。花の形といい、オレンジ色はなんだか、モダン・デザインのよう。

23 septembre 2008 

Jagabouta:journal

じゃが豚を作った。先日、北海道物産展で買ったじゃが豚。皮のつるつる感が、ジャガイモが入っていない印象だったので、自分で作ってみた。
【材料】

・白玉粉
・ジャガイモ
・片栗粉


・豚の挽肉
・ニラ
・長ネギ
・キャベツ
・生姜
・醤油
・胡麻油

スープ
・ワンタン・スープのもと

 【作り方】
皮を作る。
1,ジャガイモを茹で、磨りつぶす。
 ※ジャガイモはマッシュ・ポテトの素などを使ってもいいと思う。もとの製品はポテトの粉を使っていたようである。

2,1に白玉粉と片栗粉少々を加え、こねる。
 ※結構、手に付くので大変だった。

3,餡は餃子の中身を作るのと同じ要領で作る。
 ※お好みの材料で。

2に3を包み、それを茹でて浮いてしばらくしたらできあがり。
 ※餡が出てこないように、皮は厚めにする。

 スープはワンタン・スープを使った。
できあがりは・・・似たようなものができた。
 皮はつるつるだったが、ポテトをフォークで磨りつぶしたからか、やや粒が残ってしまった。しかし、それも悪くない。
 あと、やや皮が脆弱な印象。個体によっては餡が出かかっているものもあった。この点は、皮の調合について試行錯誤する必要はあろう。

【総評】
 じゃが豚はとどのつまりは水餃子の亜流である。熟練した作り手なら、美味しくできよう。しかし時々しか作らないのであれば最初から水餃子を作った方が、遙かに楽に、美味しくできるかもしれない。

20 septembre 2008 

33 questions:journal

谷川俊太郎の33の質問に答える。比較的真面目に答えている。
●1.金、銀、鉄、アルミニウムのうち、もっとも好きなのはどれですか?
考えたことがないし、好きといえるものはない。それぞれ生活には必要で、何らかの役に立っている。強いてあげるなら鉄。人間の生存には必要なミネラル。高校時代、鉄欠乏性貧血でいつも青白い顔をしていた。運動神経はあったのに持久力がなく、長距離走ではビリに近かった。それが病院で処方された増血剤を服用したら一気に順位が上がり、ドーピングの快感を味わった。

●2.自信をもって扱える道具をひとつあげて下さい。
キーボード。

●3.女の顔と乳房のどちらにより強くエロチズムを感じますか?(女の方であれば、男の顔と身体。)
顔。えくぼが好き。

●4.アイウエオといろはの、どちらが好きですか?
いろは。いろは歌には、深淵な意味が込められているから。アイウエオはその歴史があるし、整然とした体系をなしている。これも、悪くない。

●5.いま一番自分に問うてみたい問は、どんな問いですか?
人生、それで大丈夫?

●6.酔いざめの水以上に美味な酒を飲んだことがありますか?
あります。頑張った後のビールや、薫り高い芋焼酎や、ソファで寛いでいる時のブランデー・・・。

●7.前世があるとしたら、自分は何だったと思いますか?
前世の存在を信じていない。仮定としては、カッパ。もちろん、カッパの存在も信じていない。

●8.草原、砂漠、岬、広場、洞窟、川岸、海辺、森、氷河、沼、村はずれ、島、何処が一番落ち着きそうですか?
一番は川岸。二番は草原。三番は森・・・渓流が好きということか。

●9.白という言葉からの連想をいくつか話して下さいませんか?
雲。無罪。白子。
雲が白くみえるためには、青空と太陽が必要。
雲という具象に対して、抽象的な何かを思い浮かべたくなった。白の抽象的な意味で真っ先に連想したのは、「無罪」。
子供の頃は気持が悪いと思っていたが、今は白子が大好き。焼いてレモンを搾れば最高!

●10.好きな匂いを一つ二つあげて下さい。
サンタ・マリア・ノヴェッラのポプリ。伽羅のお香。

●11.もしできたら「やさしさ」を定義してみて下さい。
相手の置かれている状況に想像力を働かせて接する言動。

●12.一日が二十五時間だったら、余った一時間を何に使いますか?
読書。

●13.現在の仕事以外に、以下の仕事のうち、どれがもっとも自分に向いていると思いますか? 指揮者、バーテンダー、表具師、テニスコーチ、殺し屋、乞食。
 指揮者になるには音楽の知識も、楽団をまとめ上げる力量もカリスマもない。バーテンダーは感情労働である。接客業であると同時に待つ商売というのは辛い。時に相手の体調を考えながらカクテルを調合しなくてはならない。表具師になるほど手先が器用ではない。テニスコーチのように人に教えることも苦手だ。これも感情労働。乞食は健康管理が難しいし、冬を乗り切るのには忍耐が必要。人の蔑みの視線に耐えられるか、自尊心を保てるか自信がない。よって、消去法からすれば、殺し屋しか残らない。やはりこれも雇われの身であることには変わりはない。ファンタジーの世界では非常に格好良く描かれる。ジェイムス・ボンドは二人目からは楽になると言っていた。今の職業と似ているのは、向き不向きは別にして人に教えるという点ではテニスコーチ、研究という職人的な能力を求められるという点では表具師か。

●14.どんな状況の下で、もっとも強い恐怖を味わうと思いますか?
包丁を持った人間が殺意剥き出しで猛ダッシュでボクに近づいてきて、刺される前の一瞬。

●15.何故結婚したのですか?
結婚している人に訊いてください。

●16.きらいな諺をひとつあげて下さい。
旅の恥はかき捨て。もう一つ、挙げていいなら長いものには巻かれろ。

●17.あなたにとって理想的な朝の様子を描写してみて下さい。
美しい朝焼けがみえて、爽やかな空気を感じられて、手作りの苺ジャムを塗ったパンを食べる。しかも、その日は予定が全く入っておらず、朝食を食べたらソッコーで二度寝できる状況。

●18.一脚の椅子があります。どんな椅子を想像しますか?(形、材質、色、置かれた場所など)
木製のダイニング・チェア。牢獄のような全面コンクリートの部屋の真ん中に置かれ、その椅子を高い窓から差し込む光が照らしている。こう答えたからといって、ボクの心理分析をしても無駄である。そもそも、心理テストほど信憑性が乏しい代物はない。

●19.目的地を決めずに旅に出るとしたら、東西南北、どちらの方角に向かいそうですか?
南。服をたくさんもっていく必要がなさそうだから。寒い所に行くと、旅の荷物の殆どは服になるから。

●20.子どもの頃から今までずっと身近に持っているものがあったらあげて下さい。
ない。

●21.素足で歩くとしたら、以下のどの上がもっとも快いと思いますか? 大理石、牧草地、毛皮、木の床、ぬかるみ、畳、砂浜。
牧草地。季節は初夏がいい。

●22.あなたが一番犯しやすそうな罪は?
道路交通法違反。

●23.もし人を殺すとしたら、どんな手段を選びますか?
殺す人によりますね・・・。もちろん、仮定の話。林真須美が使った方法なら・・・発覚しにくいかもしれない。

●24.ヌーディストについてどう思いますか?
好きにやっているなら別段構わない。だけど強制されたら遠慮したい。

●25.理想の献立の一例をあげて下さい。
・ヴーヴ・クリコのシャンパン
・柔らかく蒸しあげた国産アワビとタコをハーブと共にマリネにした前菜。
・レモンとコンソメ・ジュレを添えた生牡蠣と貝の盛り合わせ。
・ブルゴーニュの白ワイン。
・鴨のコンフィにフレッシュポルチーニとニョッキ添えて、ヴェルジュを加えた赤ワインソースと共に。
・コート・デュ・ローヌの赤ワイン。
・最高級神戸牛のステーキ(レア)で。
・ロックフォール・チーズ、シェーブル、スティルトンの盛り合わせ。
・グランマルニエ風味のサバラン、バニラのクリームをあしらって。
・フレッシュマンゴー・シャーベット。
・Otar XO ブランデー。

●26.大地震です。先ず何を持ち出しますか?
財布。

●27.宇宙人から『アダマペ プサルネ ヨリカ』と問いかけられました。何と答えますか?
どういう意味ですか?

●28.人間は宇宙空間へ出てゆくべきだと考えますか?
「人間は」という人類規模での主語には答えられない。行きたい人がいるなら、行けばよし。誰にも止められない。ボクは?乗り物酔いをしそうだけど、行けるなら、行きたい。

●29.あなたの人生における最初の記憶について述べて下さい。
幼稚園でかけっこをしていた、ように思うが、それが最初であるかの確証がもてない。

●30.何のために、あるいは誰のためになら死ねますか?
何のためにも、誰のためにも死ねない。
誤解のないように言っておくが、これは周囲の人を尊重していないという意味ではない。
「誰かのために死ぬ」という言説が多くの人を死へ追いつめていった歴史的事実がある。
「何か、あるいは誰かのために死ぬような人」は、「何か、あるいは誰かのために死ね」と他人に言うような気がしてならない。

●31.最も深い感謝の念を、どういう形で表現しますか?
言葉で伝える。その人が助けを求めている時は、万難を排して馳せ参じる。

●32.好きな笑い話をひとつ、披露して下さいませんか?
京美人、秋田美人、加賀美人、南国美人、性格美人・・・美人は多様に存在するが、京ブスとか、秋田ブスとか、南国ブスなどという細やかな呼称は存在しない。ブスはブスという単一のカテゴリーに放り込まれる。

●33.何故これらの質問に答えたのですか?
『質問力』(ちくま文庫)という本のなかで肯定的に紹介されていたので、どんな質問なのか知りたくなった。質問を読んでいるうちに、答えてみたくなった。答えてみたら、これがいい質問だったのか、判らない。愚問も多かったように思う。ちょっとしたお遊びである。

19 septembre 2008 

おくりびと:films

滝田洋二郎監督の『おくりびと』を観た。
 ようやく入団できたオーケストラが解散し、チェロを買うために借りた莫大な借金を抱えてしまったチェリスト・大悟。彼は家賃が要らないという理由で妻・美香と故郷の山形の実家で暮らし始める。職を探す大悟は旅行業者の求職情報かと思い面接に行ったが、そこは遺体を棺に納める業務を専門に行っている会社だった・・・。
 ボクは納棺師という仕事があるとをこの映画を観るまでは知らなかった。あれほどエレガントな所作で遺体が棺に納められるとは、驚きであった。死は現代の日常からは極端なほど遠ざけられているのであろう。悲惨な死に方をした人々が荼毘にふされるまで、どのようなプロセスを辿るのかがボクの中で漠然としていたことを改めて思い知った。納棺師の所作が故人を丁寧に扱っているという印象を与えるのは、敬意をもって対しているからであろう。遺体は畢竟モノなのだが、遺族にとってはやはり人なのである。遺体の肌を見せないように最大限配慮するのも、故人が生前有していたであろう羞恥心を極力守る発想に由来しているのだろう。作品はそのテーマからシリアスなものかと予想していたら、コメディとでも言えるような笑いどころ満載の作品だった。大悟を演じる本木の演技は周防監督の『しこふんじゃった』に出ていた頃を彷彿とさせた。
 人の死に関わる仕事は、感情の抑制が求められる。ヘラヘラしたり、笑いをかみ殺したりすることはできない。看護師や教員、受付などとは逆だが、これも感情労働の一つである。そうした状況であるからこそ、映画のテーマとしては笑いを作り出すことも、シリアスに演出することもできるのであろう。
 映画ではやや不自然なシーンがあった。例えば、生きた鮹に驚いて捨てるぐらいの主婦・美香が、隣家から潰したばかりの鶏肉をもらい、いくら鍋とはいえ頭や足を付けたまま食卓に出すのはちょっとあり得ない。やや唐突と思えるシーンもあったし、銭湯の常連さんが斎場の焼却室の担当だったり、自分を捨てた父親を最後に浄めるところなどは都合良く作り込みすぎて安っぽくなった。とても興味深い作品であっただけに、残念ではあった。また美香の台詞や振る舞いについても、違和感があった。
 ボクは自分の死後のことには全く興味がない。だから、他人に余計な出費や手間をかけさせたくないので、すぐに焼いてしまう棺桶は安いので十分だし、法名も要らないし、葬儀もしなくていい。お墓も要らないから散骨して欲しいと思っている。だが、こうした願いは叶えられることはないだろう。死者のセレモニーは生者のためにあるのだから。

17 septembre 2008 

assoupissement:journal

 ニュージーランドのオークランド大学から本学にサバティカルで来ている先生とお話しする機会があった。そこで文脈は忘れてしまったが、日本の学生の居眠りについて話題になった。
 個人的な経験では、中国でも、フランスでも、ボクが海外で出席した授業で居眠りをする受講生がいたという記憶は全くない。ニュージーランドではどうかと訊ねると、居眠りする人はいるが、決まってアジア系の学生だという。何故だろうかと話し合った。
 1,就寝時刻が遅い。
 2,授業の時間が長い。
まず、1,に関しては就寝時刻が遅いことで睡眠不足になっていることは確実なようである。一度、授業中に何時に寝ているのかを訊ねたら、3分の2が12時以降に就寝していた。もちろん、12時以降に勉強している訳ではないようである。ニュージーランドでは、大半が12時前には寝ているそうだ。中国に留学していた時は、中国の学生は当時は全寮制で消灯時間が早かったためかなり早めに寝ていたはずである。正確な国際比較があるか判らないが、日本の学生の就寝時間は他の国に比べて2〜3時間は遅いのかもしれない。
 2,に関しては、どうだろう。日本の大学は1コマ90分だが、ニュージーランドは50分1コマで、2コマ続けて講義をするそうである。よって110分の授業で10分休憩が入っていることになる。休憩時間のニュージーランド学生の行動を訊くと、教室外に出るのが最も多いそうだ(つまり寝ていない)。実は、ボクの数ある授業のうちの一つは、90分の授業時間の中程で5分間休憩を入れている。日本の学生の大半はその5分を仮眠に当てている。教室外に出るのは、数人程度である。
 居眠りは授業内容にも一因があると学生から反論されるかも知れない。しかし、ボクの少ない経験では海外の大学の授業が日本に比べて特に面白いという訳ではない(授業中に忙しいのもあるが)。眠る行為は基本的に本人の生理現象なのだから、やはりある程度、本人の生活リズムの問題が関与しているのではないだろうか。あと、90分というひたすら人の話を聴くには長すぎる時間も改めた方がいいような気がする。

15 septembre 2008 

老親:films

槙坪夛鶴子監督の『老親』を観た。
実家では長女、嫁ぎ先では長男の嫁の専業主婦・成子。東京では実家の父親の看病をし、奈良では夫の母親の看病をして関東と関西を往復していたが、周りからは感謝されるどころか、長女だから当然、嫁だから当然と思われ、口さがない親戚たちから嫌味も言われる日々。そんな日々からようやく楽になる目処が立った時、成子は夫に三行半を突きつけた・・・。
 この作品は介護に追われた7年間の回想と、介護を終えて夫の結婚生活を解消した後の生活からなる。成子は実父、義母、義父、実母の四人の介護を含めた面倒をみたことになる。決して人ごとではないが、介護をしなければならなくなった嫁という立場、娘という立場の過酷さがよく伝わってきた。成子のような状況になれば、介護虐待が行われる可能性もあったであろう。一般に幼少時に親から虐待を受けていた子供が介護する側にまわった場合、介護虐待が起こりやすいという。この映画では成子の犠牲とも言える献身により紆余曲折があるも比較的介護される側にとっては良好な状態が保たれていたように思われる。
 面白かったのは、小林桂樹演じる成子の義父が離婚した息子の嫁の所に家出してくること。結婚当時、家事など何もしないばかりか迷惑ばかりかけていた義父が、家事を少しずつ覚えていく。七十代にして初めてお湯を沸かしたというから凄まじい。劇中の台詞にもあったが「生活の土台を自分で回せなければ自立とは言えない」、
というのは蓋し正論である。そして成子と義父との関係も良好なものになっていくのは微笑ましい。ひょっとして義父は義理の娘に想いを寄せていたのかも知れない。小林桂樹の関西弁は不自然だったが、雰囲気がとても役にマッチしていた。
 この映画を観て気になったのは介護するのは最後の最後まで女性だけだったこと。成子の夫は逃げてばかり。結局はそれが離婚の原因になった。介護に関するアンケート調査では、介護を受ける側が男性であっても、女性であっても、介護は女性にやってもらいたいと願っているということを聞いたことがある。介護は男がするものではないという発想はひょっとして、家事や子育て以上に屈強な固定観念なのかも知れない。
 この映画は自立することが一つのキーワードになっている。老人の自立、専業主婦の自立、娘の自立・・・弱い立場にいる人間が自立しながら助け合っていく。介護の問題を考えるには恰好の作品である。

14 septembre 2008 

Caméra espion

 先日、大阪府知事が私設秘書を使って児童文学館の職員に無断で館内職員等を撮影し(これは盗撮)、その働きぶりを批判していた。その後、大阪府教育委員会の職員の机に、同会の職員が盗聴器を仕掛けていたこと(これは盗聴)が発覚した。
 この行為の是非に関して、ボクは法律的な判断を下すことはできない。違法性が高いように思うし、何よりキモチワルイ、卑劣な行為だ。こんなことをする輩は最低である。よくこうしたケースでは、
覗いた当事者や無関係な第三者から疚しいことがないのであれば、観られたり聴かれてもいいはずだという暴論が出る。疚しくないからと言って、部屋の中を覗かれたり当事者以外の人に会話を聴かれることを普通は喜ばない。些細な事柄でも個人的、あるいは社会的な評価の低下に繋がる可能性があるからだ。そのことで不利益が生じることも数多くあろう。
 さて、もしボクがこれらのケースで盗撮あるいは盗聴される当事者であった場合、どちらかと言えば、前者(盗撮)の方が問題が深刻なように思われる。前者の場合、自治体の首長という権力を持っている者によってなされていること、そして盗撮する意図として、盗撮対象の組織を取りつぶす明確な動機が働いていることがその理由である。これは一種のパワハラの範疇に入るように感じるのはボクだけだろうか。後者の場合、盗聴器を仕掛けた職員は恐らく処分されるだろうし、盗聴対象となった人々に不利益が生じることはないだろう。
 府知事は自らが行った盗撮行為が「民間では当たり前」と話しているようだが、一体、どの私企業でそんなことが行われているのだろうか?もし、それが「当たり前」だったら空恐ろしくなる。ソ連、東ドイツ、ルーマニア・・・かつての
旧東側の監視国家体制と数々の不幸を想起すれば、一体それがどんな社会なのかは自明であろう。

13 septembre 2008 

歩いても 歩いても:films

是枝裕和監督の『歩いても歩いても』を観た。
 現在失業中の良多一家は、兄・純平の命日で実家に訪れる。その良多一家が良多の両親や良多の姉の一家と過ごす休日を描いた作品。
 久々に遠く離れていた実家に帰る。息子であれ、娘であれ、たとえ故郷であっても実家に帰ることに対して億劫な気持になる人は多いのではないだろうか。良多も例外ではない。良多は現在失業中。父親には弱みを見せたくないと思う気持に加え、両親が賛成していた訳でもない妻と彼女の連れ子と一緒に実家に一泊することになる。実家には姉一家も一緒に来て和気藹々とやっているが、なかなか馴染めない。良多は優秀で早逝した兄にコンプレックスを抱き、父・恭平も医者にならなかった良多に対して、わだかまりをもっている。嫁のゆかりもそんな夫の実家で過ごすことには心理的重圧を感じている。親元に顔を出すというのは親孝行であると分かりつつも、面倒な気持になるのは、人それぞれに理由があるのだろう。親というのはある意味で容赦がないからなのかも知れない。それが「善意」であるだけに、対処が難しいところがある。この作品を観ていると、そんな実家に帰った時の落ち着かなさを我が事のように感じてしまう。
 この作品には、何気なく使われる言葉(おばあちゃんの家など)や悪気のない振る舞い(嫁にはパジャマを用意してないとか、父親の記憶違い)に目くじらを立てる家族の心の動きがよく描かれているが、きっと社会的にはどんな立派な地位にいても、小さい存在になってしまうのが家族というものなのだろう。
 この作品はそれぞれの登場人物がとても丁寧に描かれ、いずれも素晴らしい演技をしているのだが、特に良多の母親を演じる樹木希林の演技は素晴らしかった。誰に対しても本人の目の前では明るく振る舞うが、相手がいない場所では辛辣な感想を述べるようなメリハリが、単調にみえる日常を描いた作品に緊張感をもたらしていた。特に毎年、息子の命日に、息子が命を犠牲にして救った子供を家に呼ぶ理由を良多に語るシーンは戦慄が走った。
 また、YOU演じる良多の姉も、とてもいい雰囲気を出していた。応対の言葉の一つ一つに、機転と配慮のできる人間性を感じさせた。男の登場人物はみな口べただが、女はみな饒舌で豊かな表現力をもっているのは、何となく古風な家族を思わせる。映画の題名にもなっている「歩いても 歩いても」というのは劇中で使われるブルーライト・ヨコハマの一節からとったものなのだろう。だが、ブルーライト・ヨコハマの歌詞の意味を、ボクは正直に言ってよく判らない。歩いても、歩いても・・・私はあなたの腕の中にいるだけなのだ、という意味なのだろうか?
 この作品、シーン一つ、台詞一つ、どれをみても不自然に感じるところがなく、とても心地がよい。それでいて、家族の一人ひとりの歴史や想いが静かに伝わってくる。テレビドラマや前回観た『象の背中』などは、心の中で引っ掛かるシーンが多く、随所に小さなストレスを感じるのだが、この映画は殆どそうしたシーンがない。派手なシーンがあるわけでもなく、斬新なカットがあるわけでもないのだが、内容にすんなり入っていける。こうした作品はとても好きだ。登場人物の心の動きについて、もっと、もっと書きたいことがあるが、止めどがなくなるので、是非とも観て欲しい。
 上映の後に、是枝監督のトークショーがあった。会場からの質問コーナーで、ある若者が意味不明な質問をして会場を困惑させていた。誰だろうとよく見たら我が専攻の学生!で、思わず俯いてしまった。大勢の前で質問する時は、最低でもきちんと頭の中で質問文を作ってから手を挙げろよー、と心の中で何度も思った次第。「質問力」の重要性を改めて感じた次第。

11 septembre 2008 

象の背中:films

余命半年と宣告されたら。
1,ソッコーで仕事を辞める。
と啖呵を切るも、辞めるにしても大変である。蔵書の整理を義務づけられる。僅かな人生を蔵書の整理に追われるのは無駄な気がするが、それを他人に押しつけるのも申し訳ない。あと同僚諸氏や学生さんたちとお別れするのはやはり忍びないし、一定の「責任」もある。「あなたとは違うんです」と言って突然辞めるわけにもいかないだろう。

2,お世話になった人にお礼行脚をする。
これは体力次第。日本各地、世界各地のお世話になった人を訪ねて感謝を述べる。そして、ずっと面と向かって言えなかったことを言う(もちろん、不快になるようなことは言わない・・・ようにする)。
だが、死相を浮かび上がらせた人間の突然の訪問を受けたら、相手もやはり困惑するだろう。忙しくても邪険にはできないし、実際にはメールや電話で済ますのがいいかも。

3,旅行に行く。
これも体力次第。行ってみたい場所、ボロブドゥール、イスタンブール、初夏のノルウェー、サンクトペテルブルク、ケニア・・・。実際には旅先のホテルで激痛に苦しむのは避けたくなるかも知れない。

4,美味しいものを心ゆくまで楽しむ。
やっぱり体力次第。きっと、余命半年レベルの病状なら、何でも食べられ、飲めるっていう状態じゃないんだろう。食べ物を美味しく感じられない、それが病気なのだから。

5,遺書を書く。
これは気力の問題。死んだ後のことなど知ったことではない、という気分にもなっているかもしれない。まあ、財産など皆無だから、身軽なのは歓迎すべきことだ。ただ、愛用のソファとフロアランプの行き先だけは決めておきたい。

 こうして思いついたことを書き連ねると、どれも元気な身体があってはじめてできることばかりである。
 なぜ、こんなことを書くのか?井坂聡監督の『象の背中』を観た、からだ。
 48歳のサラリーマン・藤山は肺ガンで余命半年と宣告される。彼の死に至るまでを描いた作品。しかし、余命半年と言われた藤山は結構、元気である。奥さんとはしないが愛人とはセックスをし、絶縁状態の友人と仲直りし、倒産においやった会社の社長に詫びを入れ、少しずつ自分の人生にケリをつける。さすがに途中からはしんどそうで、仕事を継続していくことも難しい状態になる。最後は緩和ケア病棟に入る。奥さんは絵に描いたような女性。発する言葉ひとつ、物腰ひとつとっても、男の勝手な妄想に近いような上流階級風の女性に描かれている。愛人の存在も知りつつ、男にとって都合のいい対応をする。
 藤山は周囲との葛藤が殆どといって、ない。治療を継続するのか、そのまま死を受け入れるのか、そうした極めて重要な決断も、周囲との軋轢なしにすんなり独断する。息子も良い子、娘も良い子。兄もよい人、妻も愛人も理想的、職場の同僚も善い人だが、社長だけは悪人。美化されたストーリーに、リアルな印象を全く感じなかった。末期癌治療というのは、映画で描かれたような甘いものなのだろうか。作品全体がご都合主義の妄想仕立てで、俗流お涙頂戴物語になっていた(娘の踊りは噴飯モノ)。
 余生を如何に活きるかというのは、確かに重要なテーマなのだが、やはり安直さは否定できない。こうした題材を選ぶなら、しっかりと考え抜いて作品を作り込んでほしい。人の生き死にを安易に扱うなと言いたい。久しぶりにひどい映画を観た。井坂聡はFocusを撮った時にはいい監督だと思ったんだけど・・・落ちたもんだ。

09 septembre 2008 

Bagna cauda instantanée

 サーヴァーのメンテナンスで終日メールが来ないことを知ったのは日暮れどき。珍しく仕事が捗る理由を仔細に考察すると、いつもよりも心地のいい風と不意に送られるメールで思考が中断されることがなかったことに思い至った。まあ、社会人としてメールとオサラバできるとは考えにくいが、それも案外、いいものかも知れないと思った。
 それはともかく、先日、テレヴィである女芸人が簡単料理を披露していた。バターとアンチョビをチンして即席バーニャ・カウダ・ソースを作り、四つに切ったキャベツもしんなりするぐらいにチンして、ソースにキャベツをディップして食べるというものだ。その芸人の言葉通り、ボクはバリバリとキャベツ半分を平らげた。
途中からお酒そっちのけになったしまったほどだ。こうした料理をもっと増やす必要を感じた、晩夏の夜であった。

06 septembre 2008 

Je suis très différent de vous!

 間違った綴りのTシャツを身につけるほど、恥ずかしいことはない。
「あなたとは違うんです」という捨て台詞を残して散った某国首相。彼の「辞世の句」をもじったグッズが人気を博しているそうだ。そこで、商品をみてみたら、中国語の綴りが・・・主語は「它」ではなく、「我」でしょう。あの文脈の場合、人間以外の「それ」を示す“它”が主語ではなく、一人称代名詞の“我”が適切。使われる介詞もやや不自然。
 しかし、何故、このようなミスが発生したのか?上の英語の綴りをみると、英語から直訳したのではないか、と思った。試しに、ネットの機械翻訳で英語から中国語を翻訳させたら、Tシャツと全く同じ文がはじき出された。ついでに言うなら、英語も日本語からの機械翻訳ではないか?浅はかなものである。中国の人に一言、聞けばいいだけなのに。訊かぬは一生の恥、か。

03 septembre 2008 

déjeuner:journal

 ランチをどうするか。本学にかかわる全ての人にとって、極めて深刻な問題である。特に何も用意していない時は、悩ましい。高カロリーで大して美味しくもない弁当を買いに炎天下を歩くことを考えると気が重くなる。かといって、何も食べない訳にはいかない。
 今は夏休み。車でランチから帰ってきても、駐車場で右往左往するということはない。ということで、琉大近辺の車でふらりと行けるランチスポットを紹介します。何かの救いになれば、幸いである。

【東口コース】
担々亭
中城村字南上原448-1
TEL098-895-5138
営業時間 11:30から15:00、18:00から23:00(LO22:30)
定休 水曜

ロハスガーデン 樹々juju
ランチ 1000〜1500円 中城湾を一望できる。ロー・カロリーの食事。
沖縄県中頭郡中城村字奥間510-2
TEL:098-895-7300
ランチ12:00~14:30
ティー14:00~18:00
ディナー18:00~23:00
定休 火曜
http://juju.fiw-web.net/

Bistro Plat de Ta-Chi- ~洋風小料理家 プラ・ド・ターチー~
ランチは1250円で飲み物、デザート付き
西原町字嘉手苅78-11 (Tel)098-944-1054
サンエー西原シティ近く、沖縄銀行(西原店)隣
(ランチ)12:00-14:00(L.O) (ディナー)18:00-20:00(L.O)
定休 日曜 (駐)あり
http://www.okinawakuukan.com/index/shop/food/nishihara/tachi/

楽庭 なむや
ランチは固定メニュー1650円ほど。要予約。たくさんの小皿料理が出てくる。民家だが、お客さんを連れて行くにはいいかも。
中城村登又78番地 (Tel/Fax)098-895-5870
(昼の部)12:00-15:00 (夜の部)18:00-22:00
定休 月曜  (駐)あり (座席)45席
http://www.okinawakuukan.com/index/shop/food/ginowan/namuya/

海産物料理 せり奈
ボクはここのマグロステーキがお気に入り。夜も同じ値段で定食が食べられる。
〒901-2404 沖縄県中頭郡中城村添石450-1
TEL098-895-6500
11:30〜22:00(L.O.21:30) 
定休 月曜
http://r.gnavi.co.jp/f268100/

コスタビスタ沖縄内のカサヴェルデ
EM野菜を中心としたレストランのビュッフェ。昼は1700円の食べ放題。
夜は2500円。たまの贅沢にはいいかも。
〒901-2311 沖縄県中頭郡北中城村喜舎場1478番地 PHONE 098-935-1500
http://www.costavista.jp/restaurant/casa/index.html


【北口コース】
ハピネス ハーブガーデン
お庭にある洋食のお店。
沖縄県宜野湾市愛知265
Tel 098−896−2625
日曜・祝祭日定休
http://asukaren.hp.infoseek.co.jp/ASUKAREN.HP/sub111.htm

生パスタ&ワイン Casa Pana
イタリアン。値段の割には量がやや少ないか。
沖縄県宜野湾市野嵩1-2-15(宜野湾市役所の手前)
098-892-8736 駐車場 数台あり
http://www.pao-okinawa.com
ランチ11:30〜16:00
ディナー18:00〜24:00 Lo22:00
定休 水曜

橙互亭(だいだいてい)
一度は店を畳んでいたようだが、最近復活していた洋食屋。味やメニューや値段は以前とは変わっていなかった。800円〜。
沖縄県宜野湾市新城1-20-6
営業時間:11:30〜14:30 18:00〜21:30
定休日:日曜・祝祭日

手作り肉饅 Tang Tang
ここの手作り肉まんは美味しい。杏仁豆腐もお気に入り。
浦添市城間4丁目42-6
098-878-8835
営業時間 open 11:30~売り切れまで!
定休日/日曜日(祝日は営業)

てぃだ カフェ
ランチメニューは、サラダ、パスタ、ドリンク付きで1,000円。女性客で賑わう。
サラダとドリンクは、バイキング。
沖縄県浦添市港川1-2-2
098-878-8738
*ランチタイム 11:30 ~ 14:30 (日・祝除く)

北口から出て330号線を流せば、吉野家、マック、カレーのココ一番亭、ガストなどチェーン系のお店がある。ボクはあまり行かないが・・・。

【西原口コース】
洋食亭ウエダ
琉大病院を通り過ぎて、まっすぐ行ったところ。洋食のランチは1000ほど。オバサンがたくさんいた。
ランチはサラダバーにフリードリンク、デザート。
〒903-0125 沖縄県中頭郡西原町上原260-2 グランシャトレ山水301
TEL 098-894-3455
ランチ  11:30〜15:00(L.O.14:00) 
ティー  15:00〜17:00(L.O.16:30) 
ディナー 18:00〜23:00(L.O.22:00) 
定休 日・祝 (祝日の金・土は営業)

cafe 山林舎
琉大西原口から右折して坂道を下る。左に分岐する道の角にある。
ランチは1000円程度。ヘルシー志向。
住所西原町字森川253-3
tel(098)945-7805?
open am11:00~pm5:00
日曜・祝祭日定休

MARU CAFE
南上原 maru CAFE
カフェレストラン(イタリアン・フレンチ)
(098)945-8883
11時~翌1時(L.O. 翌0時)
〒903-0125 沖縄県西原町上原322-2
http://www.ryoji-family.co.jp/marucafe/maru-cafe.html

通堂
ラーメンのお店 Maru Cafeの隣。
住所:西原町上原322?2
・電話:098?946?9220
・時間:11:00?25:00
・定休日:無休
http://www.ryoji-family.co.jp/tondou/nishihara/nisiton.mise.html

01 septembre 2008 

Encore!:journal

 何となくテレビのチャンネルを変えたら、首相辞任の記者会見を放映していた。安倍晋三に続いて任期途中で投げ出したことになる。またか。というのが最初の印象。次の首相と噂される人も二世か三世だかの、世襲議員。まあ、今の日本の政治家で世襲議員でない者を探す方が難しい。
 この辞任が自分のような下々の人間の生活にどれだけ影響するのだろうか?辞任会見がなければNHKは「活断層大地震の脅威」を放映する予定だったようだが、活断層大地震の方がよっぽど生活に影響を与える気がする。
 辞任理由を聞いたが、正直なところよく分からなかった。結局は政権を維持していくだけの能力やタフネスがなかった、ということか。