Jabisen episode 10:journal
三線コンクールまであと二週間。今日は真玉橋公民館にて安冨祖流の出場者を集めてのリハーサルが行われた。他の出場者も集まり、審査員の前で演奏を行った。
38名中、ボクは33番目。午後から会場入りしたので、約2時間待ったが、他の演奏を聴きながら待つのは辛抱が必要だった。本番は、6番目という比較的早めの順番でよかったかも知れない。
他の演奏者を観てみると、同じ流派とはいえ手様(ティーヨー、演奏時の手の様式)が異なることが分かる。一般にこうした芸事は師匠から弟子に技が継承されるが、どれだけ真似ても逕庭が生じてしまう。弟子がまた次の弟子に技を継承する時、弟子相互の違いが分派の契機になるのかも知れない。
いよいよボクの出番。最初にちんだみをしたのだが、調子が違う。腕がすべって胴にきちんと乗らないのだ。いつもは腕に適度な湿り気があり、それが胴を支えていたのだが、部屋がクーラーで極度に乾燥していたのだろう、ひっかかりが悪いのである。また、正座をしたとき、こむらがえりの兆候が感じられたことも影響したのかも知れない。結果、数カ所弦を外し、声も上ずってしまった。審査員の先生からは弦の抑え方に関する基本的な指摘を受ける。
恥を忍んで言う。実は演奏前、「合格するかは問題外。完璧な演奏で、他を圧倒することが目標だ。」と心のなかで念じていた。不遜にも程がある。まさに恥ずべき勘違いである。しかし、ここで失敗したことはかえって良い薬になったかも知れない。本番では想定外のアクシデントがあり、思い通りにはいかないものであることを、思い知った。
帰宅後、初めて衣装に袖を通した。いつもは半袖シャツとジーパンで演奏しているので、本番を想定して演奏する必要を感じたからだ。肌襦袢、腰紐、長襦袢、帯、袴ととりあえず、着けてみた。
重くて、暑い。暑すぎる。真夏にコートを着ているようだ。立っても座っても汗が吹き出し、肌を伝う。さらに長い袖が、胴に腕を置く時の妨げになる。これはどうすればいいのだろう。とにかく、衣装を着て演奏するのは、普段に増して、過酷な状況になることを覚悟せねばなるまい。
嗚呼、新人賞まで、道半ばである。1日10回。あと140回は弾くぞ。
38名中、ボクは33番目。午後から会場入りしたので、約2時間待ったが、他の演奏を聴きながら待つのは辛抱が必要だった。本番は、6番目という比較的早めの順番でよかったかも知れない。
他の演奏者を観てみると、同じ流派とはいえ手様(ティーヨー、演奏時の手の様式)が異なることが分かる。一般にこうした芸事は師匠から弟子に技が継承されるが、どれだけ真似ても逕庭が生じてしまう。弟子がまた次の弟子に技を継承する時、弟子相互の違いが分派の契機になるのかも知れない。
いよいよボクの出番。最初にちんだみをしたのだが、調子が違う。腕がすべって胴にきちんと乗らないのだ。いつもは腕に適度な湿り気があり、それが胴を支えていたのだが、部屋がクーラーで極度に乾燥していたのだろう、ひっかかりが悪いのである。また、正座をしたとき、こむらがえりの兆候が感じられたことも影響したのかも知れない。結果、数カ所弦を外し、声も上ずってしまった。審査員の先生からは弦の抑え方に関する基本的な指摘を受ける。
恥を忍んで言う。実は演奏前、「合格するかは問題外。完璧な演奏で、他を圧倒することが目標だ。」と心のなかで念じていた。不遜にも程がある。まさに恥ずべき勘違いである。しかし、ここで失敗したことはかえって良い薬になったかも知れない。本番では想定外のアクシデントがあり、思い通りにはいかないものであることを、思い知った。
帰宅後、初めて衣装に袖を通した。いつもは半袖シャツとジーパンで演奏しているので、本番を想定して演奏する必要を感じたからだ。肌襦袢、腰紐、長襦袢、帯、袴ととりあえず、着けてみた。
重くて、暑い。暑すぎる。真夏にコートを着ているようだ。立っても座っても汗が吹き出し、肌を伝う。さらに長い袖が、胴に腕を置く時の妨げになる。これはどうすればいいのだろう。とにかく、衣装を着て演奏するのは、普段に増して、過酷な状況になることを覚悟せねばなるまい。
嗚呼、新人賞まで、道半ばである。1日10回。あと140回は弾くぞ。
