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03 janvier 2008 

Une Aventure:films

Xavier Giannoli監督のUne Aventureを観た。
幼なじみの恋人とともにパリに引越をしてきたJulienはある夜、アパルトマンの前でずぶ濡れで街を歩き回る女性をみかける。また別の雨の夜、Julienは怪我を負って歩き回る彼女をみかけ、彼女の部屋にまで追いかけてしまう・・・。その後、Julienは出会っ彼女Gabrielが夢遊病であることを知る。
 夢遊病の重篤な状況というのは、自傷行為にまで及ぶものなのか。Gabrielは実業家の愛人として息子とともに裕福な生活を送っていたが、満たされない生活を送っている。男には家庭があり、夜には必ず帰ってしまう。JulienはGabrielからどうしても目が離せず、彼女のことが気になってしょうがない。そしてどうにかして彼女を助けようとするのだが、彼女の欠落感は埋めらない。そして、彼女の症状は次第に進行していく。きっと、Gabrielは愛人の男を愛していたのだろう。男は成り上がりの薄っぺらい人間にみえるのだが、彼女は周りが思っている以上に、男に執着していたのだろう。これが恋愛の不思議。最初と最後はJulienの彼女に狂言回し役を与えるのだが、この物語は基本的にJulienを通して、Gabrielを描いている。Julienはただ、彼女を見る役割を与えられる。彼がビデオテックに勤務していることは象徴的である。
 サスペンス・テイストの作品になっているが、邦題は何故か『情痴アヴァンチュール』。日本で公開されるフランス映画はどうしてわざわざ性愛を連想させるような題名にするのだろう?
 主演のLudivine Sagnierが演じる女性はいつも欠落感を抱えている。美しく魅力的なのだが、不幸。まあ、多くの美人というのは周りが思うほど、幸福ではないのかもしれないが・・・。