SWING GIRLS
矢口史靖監督のスウィングガールズを観た。割にヒットした映画で、割に評判もよさそうだったので観たが、学芸会っぽい映画だと思った。役者の演技も下手だったし、山形弁なのか訛りもヘンだったし、ストーリーも脚本もイマイチ。さして練習しているシーンもないのに最後は随分と上達しているように演出していたのは現代的なところ。
村上龍は『日経アート』1998年7月号に「カリブ海からやってきたキューバ美術の熱い波」と題して以下のように書いている。
「キューバ人のアーティストたちは、伝達を何とか可能にするために努力を惜しまない。音楽家やダンサーや画家は信じられないような長く厳しい訓練を自分に課し、しかもそれを楽しむ。キューバの音楽を聴くとどうして気持ちがいいのだろう、と昔坂本龍一に聞いたことがあった。それはうまいからだ、と坂本は答えた。どうしてうまいのか?それは、練習をするからだ。」
音楽を聴いた時の感動は演奏が上手いことに裏打ちされる。全くもってその通りだと思う。この映画にある演奏が観客が総立ちでノリノリになるほどのデキだったのだろうか?
