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23 avril 2006 

HOLLANDS LICHT:film

Pieter-Rim de Kroon監督のHOLLANDS LICHTを観た。
17世紀はオランダ絵画の黄金時代である。フェルメールやレンブラントの絵画の着想の源泉にオランダ独特の自然光が大きく作用していると言われている。そもそも「オランダの光」は存在するのか、その実体とは何かを芸術家や学者のインタビューなどで多角的に検証する。
 エイセル湖で一年以上定点観測をし、様々な表情をみせる空と湖と緑。芸術を扱ったドキュメンタリーだけあり、映像作りは極めて巧みである。以前、オランダに行ったときは曇っていたのでそれほど美しさを感じなかったが、映画で選ばれている景色の美しさに感嘆の声をあげたくなった。もう一度、今度は新緑を輝かせる季節に行ってみたいと思った。しかし、20世紀後半から、オランダの光が演出する美しさは次第に失われているという。これは世界のどこにもいえることである。沖縄も例外ではない。海岸や海の埋め立て、基地の建設は確実に海本来の美しさを奪っていった。そして、これからも奪いつづけていくだろう。自然の美しさを理解しない者たちによって。邦題は『オランダの光』。