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22 avril 2006 

KIKA:film

Pedro Almodovar監督のKIKAを観た。
メイクアップ・アーティストのKikaをめぐる人間模様を描いた作品。実は妻を実際に殺している作家、彼の義理の息子で変わった性癖をもつカメラマンのRamon、Ramonの家のメイドでキュービズムのような顔をしたレズのメイド、その弟で刑務所から脱走中のポルノ・スター、Ramonの元・カウンセラーで現在は「今日の最悪ニュース」というテレビ番組の女性司会者・・・どのキャラクターも笑ってしまうほど個性的だ。
 後半はサスペンスの色調が強くなり、レイプや殺人や裏切りのオンパレードなのだが、カラフルな映像やスタイリッシュな部屋の内装、Jean Paul Gaultierの吹き出してしまうほどの奇抜な衣装や登場人物のちょっと変わった所作でずいぶんと観る側の心理的圧迫は軽くなっている。Gaultierの衣装を身に纏った女性司会者のキャラクターはインパクト十分である。
 とかくこの作品はストーリーよりも衣装や登場人物のキャラクターが注目を集めてしまうが、なかなか唸らせる台詞も多い。一つあげるならば、「無責任なのが若さの秘訣さ」。