Mémoire de fin d’études:journal
明日は12月24日。卒業論文の提出日である。今日は休日だが、卒論の執筆で研究室に詰める学生の対応をする。提出前の重要な時期に上海出張をした。国際会議の日程はボクが設定した訳ではないが、結果的には学生には悪いことをした。
お昼は普段は口にしない宅配のピザを注文し、学生とともに研究室で食べる。今後はこんなこともあまりないのだろうと思うと、一抹の寂しさを感じる。
近年では卒業論文を課さない学部、学科、専攻があるという。ボクは卒業論文はあったほうが断然いいと思っている。なぜなら論文を執筆するという営みは、大学で学ぶ事柄を総動員することを要求するからだ。テーマを設定し、資料を蒐集し、文献を精読し、熟考し、推敲する。そして、テーマについて意見を交換する。単に授業を受け、単位を積み重ねるだけでは得られない達成感とスキルが得られる。これは大学でしかできない。自分が書いた文章を添削してもらえる機会も、極めて貴重だ。一つのテーマを掘り下げてとことん考察する契機も、論文を書くからこそ得られることもあろう。社会でもそうした経験が必ず生かされると信じる。カリキュラムを編成する側からすると、卒論を四年間の目標に設定することで、大学で提供する授業の位置づけをより明確にすることができる。
学生にしてみれば、卒論の存在によって卒業へのハードルが高くなっていることを感じるかも知れない。しかし、楽に単位を取って卒業するという一見「効率的」な行動が、スキルを身につけ、豊かな経験を積むという意味では、極めて不効率で、不合理であることを知るべきである。若い時の苦労は買ってでもせよ。蓋し名言である。
お昼は普段は口にしない宅配のピザを注文し、学生とともに研究室で食べる。今後はこんなこともあまりないのだろうと思うと、一抹の寂しさを感じる。
近年では卒業論文を課さない学部、学科、専攻があるという。ボクは卒業論文はあったほうが断然いいと思っている。なぜなら論文を執筆するという営みは、大学で学ぶ事柄を総動員することを要求するからだ。テーマを設定し、資料を蒐集し、文献を精読し、熟考し、推敲する。そして、テーマについて意見を交換する。単に授業を受け、単位を積み重ねるだけでは得られない達成感とスキルが得られる。これは大学でしかできない。自分が書いた文章を添削してもらえる機会も、極めて貴重だ。一つのテーマを掘り下げてとことん考察する契機も、論文を書くからこそ得られることもあろう。社会でもそうした経験が必ず生かされると信じる。カリキュラムを編成する側からすると、卒論を四年間の目標に設定することで、大学で提供する授業の位置づけをより明確にすることができる。
学生にしてみれば、卒論の存在によって卒業へのハードルが高くなっていることを感じるかも知れない。しかし、楽に単位を取って卒業するという一見「効率的」な行動が、スキルを身につけ、豊かな経験を積むという意味では、極めて不効率で、不合理であることを知るべきである。若い時の苦労は買ってでもせよ。蓋し名言である。
