mon voyage episode 8 :journal
やはり外は曇り空。時折、小雨が降る天気。元AC Milanの司令塔BOBANの父親が経営していると言われるイタリアンのお店・BOBANを横目に、中心街に向かう。再びケーブルカーに乗って旧市街に向かう。復活祭が近いためか、教会の前には大きな卵形のオブジェがあり、Zagrebの街中と思しき絵柄がカラフルに描かれていた。旧市街はオフ・シーズンのためか人通りも少ない。
昼前にナイーブ・アート美術館を訪れる。Croatiaのナイーブアートは一見すると素朴だが、実際にみてみると、とても精密に描かれていた。日本では原田泰治と親交が深いらしく、彼の日本の農村風景を描いた作品も一点だけ展示されていた。
その後、聖母被昇天教会やマリア様をお祀りする石の門を見学する。石の門では、多くの信者が祈りを捧げ、多くの蝋燭の炎が醸し出す雰囲気もあいまって、とても清澄な空間となっていた。お昼近くの市場には野菜や果物を売る露天が並んだ。花もあちこちで売られ、色とりどりの果物とカラフルな花々で市場一帯は華やかな雰囲気に包まれていた。市場の近くのカフェでトイレを借りて、それからビールを一杯飲む。地元の老人で賑わっていた。みんな昼間からアルコールを飲んでいる。
その後、ホテルのフロントにおすすめされていたレストランに入る。客は少なかったがとても高級なイメージ。値段もそれなりに高かったが、日本の物価に比べればたいしたことはない。ボクは白ワインとイカスミのリゾットを食べる。ここのパンが素晴らしく美味しかった。パンの生地がしっとりしているのだ。ついつい、食べ過ぎてしまう。リゾットは少し量が多かったが、全部平らげてしまう。確実に胃袋が大食に適応していた。
その後、Zagreb Cardを使って、トラムの始発から終点まで乗って街を見て回る。一軒家ばかりがならぶ一角があると思えば、集合住宅の多い地域もある。郊外に行けばやはりそれなりに見慣れた簡素なアパートやビルが並ぶ。3ルートほど乗ったところで、疲れてきたのでホテルに戻り、一休みする。
Zagrebの街はSarajevoに比べてずっと豊かで、人々にもどことなく余裕のようなものを感じた。まるで悲惨な歴史がなかったかのようだ。
食事前に再びスーパーに行く。ワインを買おうかと思ったが、お昼に市場近くのカフェで老人が超小型のグラスで呑んでいたブランデーのようなものが気になり、プラムのブランデーを買うことに。当然、一日では飲み干せないため、旅行する間は持参することになった。
夜はCihoで夕食を摂る。注文したのは、魚のスープ、魚介の唐揚げ、ミックスサラダ。またしても食い過ぎである。魚介の唐揚げにはエビが随分と入っていたが、それをよけて食べる。その他はキビナゴやキスやヒラメの小型のような魚、それに海藻があった。この海藻が海苔のような味わいであったのが印象的であった。
部屋に戻り、ブランデーを開けてみる。最初の印象は少し渋みがある感じだが、ふんわりと甘い後味がそれに追いついてくるといった感じだ。一体、このブランデーは何年熟成させたものなのだろう?ラベルをみてもそれらしき情報は書かれていなかった。
