mon voyage episode 10 :journal
その後、フランス革命広場の市場を少し観て回ったのち、スロベニア現代史博物館に入る。ここではスロベニアの現代史が、戦争に翻弄された時代であったことを示す数々の展示品が並べられていた。しかし、残念なことに殆どがスロベニア語で書かれ、内容を理解することはできなかった。我が身の勉強不足を痛感する。
その後、食事。地下街に入ったところに看板があり、そこに入っていると、意外や意外、そこは広々としたオープンスペースになっていた。そこで多くの人たちが賑やかに食事していた。そこはサラダはバイキング形式になっていて、別に料理を注文する。注文する際に「学生か?」と訊かれたので、ひょっとして学割などがあるのかも知れない。客層はちょうど大学生ぐらいが中心であった。食べたのは牛の胃袋のトマト煮。それとサラダとビール。足下はずぶ濡れなのに、やはりビールを飲みたくなってしまう。
食事の後、国立美術館に入る。7ユーロと、結構高い値段であった。中に入ってみると、どの絵画も、どの彫刻も、全ての展示品において、その作者が誰であるのか、全く知らなかった。どうも、展示されているのは、スロベニアで初めて印象派の影響を受けた画家であるとか、スロベニアの絵画史を語る上で重要なスロベニア人の作品ばかりであるようだった。しかし、これまで一人として作者の名前を知らない美術館に入ったのは、初めてだったので、そうした意味での衝撃は大きかった。ボクは知らないことがあまりにも多すぎる。
靴もズボンもびしょびしょ。部屋に戻るとすぐさま、靴を乾かした。最初はフロントでもらった新聞紙をもらって靴に突っ込んでいたが、埒があかず、結局ドライヤーで乾かすことに。皮がひび割れないか気をつけながら乾かし、ようやく乾いた。しかし、外に出ないということはできないため、夕食と散歩がてらホテルを出る。
夜の街は閑散としていた。そしてさんざん迷って歩いた末に入ったのはカフェ。夜はホット・サンドイッチしかないらしく、しかたなくそれを注文し、ビールで流し込む。雨脚はたいしたことはないものの、やはり濡れてしまう。その後、ホテルの近くにあったイングリッシュ・パブに入る。ここでもやはり、食べ物はなく、再びホット・サンドイッチを食べる。パブのテレビで天気予報をみると、しばらくは雨が続くようで、少し憂鬱な気分になる。
