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14 décembre 2006 

Tout sauf japon coulet:films

河崎実監督の『日本以外全部沈没』を観た。
題名の通りになった時の論理的な帰結を巧みに利用したブラック・コメディ。筒井康隆のパロディをもとにしているが、設定は現在の政治状況を反映しているため、一通りの国際情勢が分かっていれば、かなり笑える。先日、日本で制作された『西遊記』が「中国文化を侮辱している」と一部の人々から非難を受けているようだが、それに比べたらこちらの方がもっとヤバイだろう。『西遊記』はともかく、この映画のブラックなユーモアが分からず目くじらを立てるのは無粋というものである。
 この映画はウルトラマンを作った金城哲夫へのオマージュに溢れている。だが、模型の建物が爆発する「特撮」を21世紀になって久しい現在にリアルタイムで観るとは思わなかった(笑) 全体を覆うチープな雰囲気が笑いに一役買っているが、映画の制作費は5千万かかっているそうである。これでも映画の制作費としては安いというのだから、映画制作には金がかかるんだなと改めて思った次第。
 上映後に監督のトークショーがあった。監督の話自体は面白かったが、聞き手が喋りすぎるのが気になった。聞き手の話はいいから、監督の話をもっと引き出すようにしてほしかった。
前回のトークショーもそうだったが、少しは話題を観客に振ってもよかったのではないか。