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06 mars 2006 

RUE DES PLAISIRS:films

Patrice LECONTE監督のRUE DES PLAISIRSを観た。1945年のパリ、娼館“Le Palais Oriental”を舞台に“運命の女”マリオンに身も心も捧げた男、Petit Louisの物語。
  ルコントの作品には卑屈なまでに相手に尽くすキャラクターが描かれる。MONSIEUR HIRE(『仕立屋の恋』)然り、TANDEM(『タンデム』)然り。周囲からみれば愚かで、憐れで、masochisticだが、こうした無償の愛こそ がルコントにとっての愛の形なのかも知れない(自分はああはなれないが)。報われない愛も、愛。一方的な愛も、愛。儚い愛も、愛。実際はグロテスクだったかも知れない娼館や娼婦たち が華やかに耽美的に、人情豊に描かれているが、これは悲しいPetit Louisの物語を美しいおとぎ話にするための演出なのかも知れない。見終わった後、まさしくルコントの作品だ、と思う。彼の美学がここにある。邦題は 『歓楽通り』フランスの映画サイトのコメント欄に映画の題名をもじってRue déplaisirとあったのには笑った。