VERDER DAN DE MAAN:films
Stijn Coninx監督のVerder dan de Maanを観た。保守的なカトリック教徒とプロテスタント教徒が同居する村で、9歳の少女カロは養豚場を営む両親と4人の兄弟と暮らしている。時は 1969年。人類が月に着陸することで世の中は沸き立っていた。しかし、家ではいつも酔いつぶれる父親と、離婚を考える母との間で楽しいとは言えない毎日 を過ごしていた・・・。
アルコール依存症の父親のいる家庭と苦手な水泳を強要される学校、母親は家事で手一杯で子供に構う暇もないほど忙し い・・・アダルトチルドレンになるには最高の環境で育つ少女の日常を淡々と描く。この父親というのは以前、神学校に通った敬虔なカトリック教徒。科学技術 の進歩も宗教に根ざす人間性の逸脱だとして否定し、養豚においても人工授精を批判している。社会と自分のズレが彼をアルコールに向かわせ、なかなか依存症 から脱却できない。母親も身ごもっている子供を堕胎して離婚をしたいと考えるが、なかなか踏み切れずにいる。娘も周りの世界に自分をどう位置づけたらいい か分からない。天国はどこにあるの?空の遙か向こうにイメージしていたのに、人類はそれを突き抜けて月に行ってしまった。だから「月の向こう」と考えるしかな い・・・。こうした不器用な人々の淡々とした不幸を描くが、ラストのカロをショットは一筋の光明である。原題は「月の向こう」という意味だが、英題や邦題 は 「静かの海」。静かの海とは月の表面にある月の海の一つで、アポロ11号が着陸した場所でもある。
アルコール依存症の父親のいる家庭と苦手な水泳を強要される学校、母親は家事で手一杯で子供に構う暇もないほど忙し い・・・アダルトチルドレンになるには最高の環境で育つ少女の日常を淡々と描く。この父親というのは以前、神学校に通った敬虔なカトリック教徒。科学技術 の進歩も宗教に根ざす人間性の逸脱だとして否定し、養豚においても人工授精を批判している。社会と自分のズレが彼をアルコールに向かわせ、なかなか依存症 から脱却できない。母親も身ごもっている子供を堕胎して離婚をしたいと考えるが、なかなか踏み切れずにいる。娘も周りの世界に自分をどう位置づけたらいい か分からない。天国はどこにあるの?空の遙か向こうにイメージしていたのに、人類はそれを突き抜けて月に行ってしまった。だから「月の向こう」と考えるしかな い・・・。こうした不器用な人々の淡々とした不幸を描くが、ラストのカロをショットは一筋の光明である。原題は「月の向こう」という意味だが、英題や邦題 は 「静かの海」。静かの海とは月の表面にある月の海の一つで、アポロ11号が着陸した場所でもある。
