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19 août 2008 

les paroles:journal

 ある歌手の「生きることが辛いなら」という歌の歌詞が物議を醸している。医療関係の専門学校のCMでもその一節が使われているが、自殺を後押ししているのではないかと言われている。
 問題とされているフレーズは「生きてることが辛いなら、いっそ小さく死ねばいい。恋人と親は悲しむが三日と経てば元通り」という所のようである。しかし、最後は「生きてることが辛いなら、嫌になるまで生きるがいい」のように「励まし」ととれる歌詞があるため、「彼の意図としては」、彼はあの歌で辛い人たちを励ましているのだと擁護する向きもあるようだ。
 ボクはこの歌を解釈するつもりは、ない。ただ、深刻なうつに陥っている人がこの歌を聴いたら、どうなるのだろうと強い懸念を抱いた。一般論としては、歌詞の一部だけを批判するのはフェアではない。歌詞全体をみて「歌手の意図」を理解すべきだ、という話になるのかも知れない(もちろん、現代の文学理論ではそんな「意図」など存在しない)。
投薬が必要になるような鬱でない人なら、歌詞全体を見渡してポジティブな「解釈」を引き出すのかも知れない。だが、ウツの人なら、この冒頭に引用した歌詞をダイレクトに受け取る可能性が極めて高い。日常のできごとやメッセージをどうしてもマイナスにとらえてしまう、というのがこの病気の特徴なのだから、歌詞全体としてみるととか、最後には励ましているとか(うつの人を励ますのも時には危険であるが)、そうした歌詞に対するフォローはほぼ無意味なのだろうと思う。きっと、この歌手は自分の歌を聴く人間はみな「健常者」という前提があるのだろう。また、普通は考えにくいが、彼は恋人が自殺しても「三日と経てば元通り」なんだろう(何が元通りなのかは不明だが)。この歌への不快感は、恐らく彼の無神経さに由来している。