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19 octobre 2006 

ULTRA BLEU:journal

 宇多田ヒカル君の最新アルバムULTRA BLUEを聴いた。旧聞に属するが、彼女が初めて作詞・作曲をしたといわれるFirst Love所収のDon't let me goには以下の一節がある。
「真実は最高の嘘で隠して、現実は極上の夢でごまかそう。
・・・どうしてこんなに不安なの?ゆるぎない愛なんて欲しくないのに。
・・・太陽に目が眩んでも、その手を離さないで。」
当時15歳。秀逸である。一方、最新のシングルKeep Tryin'には以下の一節がある。
「『将来国家公務員だ』なんて言うな 夢が無いな。
ダーリンがサラリーマンだっていいじゃん 愛があれば」

・・・この彼女の変化を何と言ったらいいのだろうか。言葉に力がなくなったというか、端的に言ってつまらなくなった。
僕はアルコール依存症ではないが、アルコール依存症の患者の間でよく言われる格言に「ラインホールド・ニーバーの祈り」というのがある。
「主よ、
変えられないものを受け入れる心の静けさと
変えられるものを変える勇気と
その両者を見分ける英知を我に与え給え。」

どこかで耳にしたようなフレーズだとずっと気になっていた。ULTRA BLUEではないが、別のアルバムに「Wait & See 〜リスク〜」 という曲があり、その一節に似ている。「変えられないものを受け入れる力、そして受け入れられないものを変える力をちょうだい」
 この曲を最初に聴いたときは、16,7の女の子が口にする歌詞としてはずば抜けた力を持っていると思ったが、上記のフレーズをすでにできあがったリズムに乗せるために改変したとすれば、それほど驚くほどではなかったのかもしれない。あんまり文句を書くと歌詞を乗せたことで著作権料を請求されそうなので、ここまで。