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10 mars 2006 

NORMAL:films

Jane Anderson監督のNORMALを観た。結婚25周年を迎え、二人の子供を育てた夫・Royは妻・Irmaに突然、男である自分の肉体にずっと違和 感をもっていたことを告白する。そして、性転換手術をして女性になることを決断する。男性的な職場にキリスト教色の強い土地柄。Royの家族や職場、知り 合いはみな戸惑いを隠さない。映画のポスターにあるように主人公は外見上はよくみる「おじさん」Tom Wilkinsonだ。さらにIrmaの更年期とも重なり、彼女は混乱は増幅する。しかし、夫の思いが真剣であることを理解した妻は次第に彼を理解してい く。
 妻は最初、若い神父に相談するが、的はずれな回答ばかり。性同一性障害について有益なサイトを見つけたと言って、Baptistのサイトの コピーを渡したりする。この映画でも教義が新しい状況にはもはや対応できず、ミスマッチをおこしている。これは前回みた作品VERDER DAN DE MAANを観ても感じたことだ。
 頭では理解できても、実際に身近にいたら自分はどんな感情を抱くのだろう。この映画は比較的軽妙に描かれていた が、現実の事態が深刻であるだけにカラット笑うことができず、むしろ重い気持ちで観た。非常にデリケートに描かれているので啓蒙的な映画としてはよくでき ていると思う。衝撃 的であることは間違いない。邦題は「新しい私」。