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25 août 2008 

Le gagnant:journal

 北京オリンピックの男子マラソンで金メダルを獲得したケニアのサムエル・ワンジル君は、15歳の時に仙台の高校にいわゆるスポーツ留学し、その後は日本の会社に就職した人だったそうだ。
 小さい頃、高校駅伝でアフリカ系の選手が走っていたのを観て喫驚したことを憶えている。国体の開催県では、海外からスポーツ留学生を何人も招き、県の順位を上げようとすることが慣例となっている。その留学生の多くは日本と大きな経済格差がある地域からやってくる。留学生の活躍で勝利した時はまだいいが、負けてしまったり、負傷で出られなかった場合、その留学生の立場はどうなってしまうのだろうと懸念せざるを得ない。また勝利したとしても、周囲からどこかフェアじゃないという印象をもたれてしまうだろう。
 もう十五年前になるが、女子バスケでスポーツ留学していた中国籍選手のインタビューをしたことがあった。日本語が殆どできない彼女たちは日本の高校の制服に戸惑っていた。露出が多くて寒いというのだ。結局、彼女たちのチームは二回戦で敗退した。
 ワンジル君は、日本で学んだことは?と尋ねられ、「我慢すること」と慣れた日本語で答えていた。これには苦笑を禁じ得なかった。日本滞在の労苦を思い遣らずにはいられない。また、好物は焼酎という。何だかこちらも嬉しくなる勝利だった。