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14 septembre 2008 

Caméra espion

 先日、大阪府知事が私設秘書を使って児童文学館の職員に無断で館内職員等を撮影し(これは盗撮)、その働きぶりを批判していた。その後、大阪府教育委員会の職員の机に、同会の職員が盗聴器を仕掛けていたこと(これは盗聴)が発覚した。
 この行為の是非に関して、ボクは法律的な判断を下すことはできない。違法性が高いように思うし、何よりキモチワルイ、卑劣な行為だ。こんなことをする輩は最低である。よくこうしたケースでは、
覗いた当事者や無関係な第三者から疚しいことがないのであれば、観られたり聴かれてもいいはずだという暴論が出る。疚しくないからと言って、部屋の中を覗かれたり当事者以外の人に会話を聴かれることを普通は喜ばない。些細な事柄でも個人的、あるいは社会的な評価の低下に繋がる可能性があるからだ。そのことで不利益が生じることも数多くあろう。
 さて、もしボクがこれらのケースで盗撮あるいは盗聴される当事者であった場合、どちらかと言えば、前者(盗撮)の方が問題が深刻なように思われる。前者の場合、自治体の首長という権力を持っている者によってなされていること、そして盗撮する意図として、盗撮対象の組織を取りつぶす明確な動機が働いていることがその理由である。これは一種のパワハラの範疇に入るように感じるのはボクだけだろうか。後者の場合、盗聴器を仕掛けた職員は恐らく処分されるだろうし、盗聴対象となった人々に不利益が生じることはないだろう。
 府知事は自らが行った盗撮行為が「民間では当たり前」と話しているようだが、一体、どの私企業でそんなことが行われているのだろうか?もし、それが「当たり前」だったら空恐ろしくなる。ソ連、東ドイツ、ルーマニア・・・かつての
旧東側の監視国家体制と数々の不幸を想起すれば、一体それがどんな社会なのかは自明であろう。