« Home | petit déjeuner:journal » | Glace chocolat:journal » | CACHE-CACHE:films » | L'equipe du Japon:films » | Un petit voyage a Kudaka- un:journal » | Un petit voyage a Kudaka- deux:journal » | Un petit voyage a Kudaka- trois:journal » | Un petit voyage a Kudaka- quatre:journal » | Un petit voyage a Kudaka- cinq:journal » | Un petit voyage a Kudaka- six:journal » 

06 avril 2006 

Brokeback Mountain:film

Ang LEE監督のBrokeback Mountainを観た。
 純愛映画である。大自然を背景に物語は静かに進んでいく。演出も巧みで、素晴らしい作品であったと思う。しかし、大小様々な不満もあった。なかでも大きかったのは、ストーリーの上でJackを殺してしまったこと。事故死ということになっているが、彼は物語を構成する上で殺されてしまう(Ennis
の頭にもそれがよぎる)。ストーリーにケチをつけるのは筋違いかもしれない。しかし、死んでしまうのがマイノリティであるというのはなんともやりきれない。何だか彼が罰せられたような気分になった。マイノリティとして生きていくことは架空の話においても簡単ではない。主要キャストの死で物語を安易に終わらせ、感動を演出する。ある意味、古典的な方法である。そうした不満もあるが、この物語は普遍性をもつ作品だ。
 秘密をもちながら生きていく。それはツライことかも知れない。しかし、誰しも秘密があることを思えば、質や程度の差こそあれ誰にでも同じ痛みがあるのだろう。人を好きになったり、愛したりすることは人間にとって自然な行いである。しかし、どの社会でも全ての愛が「自然」とは限らない。愛することが許されないのであれば、いっそのこと愛さない方が苦しまずにすむのかも知れない。しかし、人は愛さずにはいられない。だからこそ、人は苦しむのである。